2019年 LANSCA委員長のメッセージ

みなさま、こんにちは。そしてウェブサイトをご訪問いただき、ありがとうございます。どうぞ、このサイトをご覧になってください。興味深く、また情報満載だと思っていただければ幸いです。さて、私から組織について、そして今年の計画についてご紹介させていただきます。

1959年3月31日、ロサンゼルスと日本の名古屋との間に姉妹都市関係が締結されました。これはアイゼンハワー大統領が提唱した「市民による国際的な交流プログラム」の一環として誕生したものです。両市にとって、これは初めての姉妹都市関係でした。数年後、ロサンゼルス名古屋姉妹都市委員会(通称LANSCA)が設立されました。LANSCAは、非営利の慈善団体(501(c)(3))です。長年にわたり、LANSCAは名古屋のパートナーとして、多くの文化、市民、教育、そして最近ではビジネスに関するプログラムの確立と実施に取り組んで来ました。このサイト上では、それらのプログラムやLANSCAの歴史についてご説明しています。

LANSCAは、ロサンゼルス市民に日本の姉妹都市についてより深く知ってもらうことを目標の一つに掲げています。このサイトから名古屋市のウェブサイトにリンクを張っています。しかし、ここで少しだけご紹介しましょう。名古屋は、日本の愛知県の県庁所在地です。県とは、国に対するカリフォルニアに相当する自治体の単位ですが、愛知はカリフォルニア以上に様々な側面を持っています。過去40年以上にわたり、製品の出荷に関しては日本一の座を維持し続けている「製造の地」であり、トヨタ自動車はいわば愛知県の「モノ作り」の象徴です。愛知はまた、日本の歴史上でも、15世紀から16世紀にかけての「戦国時代」に力強い役割を担って来ました。当時、愛知出身の3人の偉大な武将が登場しました。織田信長、豊臣秀吉、そして徳川家康です。彼らは天下を統一し、その後、時代は200年以上にわたり日本全国を統治した徳川幕府へと移行していくのです。このユニークな侍の歴史と伝統美術、陶器、七宝焼き、絞り染といった工芸品は、アニメの流行の延長線上に誕生し名古屋でコンテストも行われているコスプレに代表される日本の最新文化と名古屋に共存しています。私たちの日本の姉妹都市は、新旧文化が混在した独特な側面を持ち合わせています。

2019年は私共の姉妹都市関係の60周年に当たります。LANSCA と名古屋はこの記念すべき年をロサンゼルスと名古屋の両方の都市でスペシャルイベントを開催することで祝います。2014年8月10日、The Groveで開催した名古屋デーのように、LANSCAは60周年の最初のイベントを、2019年3月25日にビバリーヒルズのThe Paley Center for the Mediaで開催します。この1日限りの無料イベントは一般に向けて開放され、名古屋の文化、工芸、アトラクションと、名古屋独特の料理「名古屋飯」を披露します。これは日本の姉妹都市について学んでいただくだけでなく、2020年の東京オリンピックの際には、観光客にとって通過されることなく、日本の立ち寄るべき場所に加えていただくチャンスです。東京と京都を結ぶ新幹線沿線上にある名古屋は、東京から100分、京都から40分です。日本の他所では見られない景色、アトラクション、経験だけでなく、名古屋は、日帰りで旅ができる範囲の伊勢、高山といった中部日本の玄関口でもあります。未知の場所への旅をお望みですか?それでしたら、3月25日にPaley Centerにお越しください。私共が、あなたがまだ知らない名古屋についてご紹介します。

3月25日のイベントを見逃しても、10月の終わりに、素晴らしい姉妹都市、名古屋について知る機会となる第二の祝典が開催されます。このウェブサイトに今後、詳しい情報を掲載しますので、是非また戻って来てください。

このウェブサイトを通じて、日本の姉妹都市とLANSCAの活動について是非知ってください。二都市間の交流は60年という道のりを経ても確固としたものであり、今後もそうであり続けます。これらの活動に興味を感じたら、私共にお問い合わせください。そして、異国間の平和の維持に重要な役割を果たす市民外交に参加されたいと思うなら、LANSCAがその機会をご提供します。会員になりたいと希望されるなら、心より歓迎致します。

LANSCA委員長
照子ワインバーグ